カフェパティシエの1日

私は今カフェでパティシエとして働いています。

キッチンスタッフが私1人かつ短時間営業という特殊な環境ではあるのですが、カフェで働きたいと思っている方は是非参考にしてみてください。

ハゼ子

学生時代は全くカフェ志望じゃなかったけど、カフェで働くのもすごく楽しいでやんす〜

出勤時刻は9時前後
12時〜12時55分　お昼休憩兼仕込み時間
13時　カフェオープン
15時頃　カフェの混雑ピーク
17時半〜18時頃　カフェ閉店

出勤時刻は9時前後

私が働いているカフェは、パティシエが私だけなのもあって出勤時間が結構緩めです。自分の作業量に合わせて出勤時間を変えています。基本は9時〜9時半までに着いて作業を始めていますが、イベントなどが入って忙しい時は7時〜8時に出勤しています。

ケーキ屋さんで働いていた時よりも朝の時間にゆとりがあるので、カフェで働くのはとても心に余裕を持って働けていて自分には合っていると思います。

朝出勤して着替えたら、まずはその日に焼くタルトなどのお菓子を焼き始めます。全ての作業を一人で回すので、オーブンに入れるお菓子の順番はとても大事です。だんだんなれていく内にどうすれば効率的に作業できるかがわかってきました。今はシュークリームやクッキー、ケーキやパフェ、和菓子など慣れと共に提供できる商品数も増えてきました。

12時〜12時55分　お昼休憩兼仕込み時間

今の職場では1時間まるまる休憩時間というのはなく、ご飯を食べて仕込みに余裕があれば10〜20分前後休憩を挟んでまた仕込みに戻ります。その分早く帰れたり、カフェ営業中に座って小休憩を取ったりなど好きなように調整できます。忙しい日はこの時間帯にお昼ご飯を食べる時間が取れないこともありますが、その場合は作業が落ち着いてから食べます。

13時〜カフェオープンなのでそれに向けて準備をします。

13時　カフェオープン

13時〜開店です。土日の場合はパフェやアフタヌーンティーの予約が入っているのですぐに提供準備を始めます。平日などはオープン直後にお客さまがいらっしゃることはあまりないので、お客さまが来るまでは仕込みや新メニューの試作をします。

私が働いているカフェではパフェやアフタヌーンティー、生菓子など店内提供のみのものや、アイスクリームやクッキーなどお持ち帰り出来る小さな焼き菓子などもご提供しています。1週間に丸1日カフェの営業をせず仕込みだけの日があるのですが、それ以外の日は主に平日の営業時間でお客さまがいらっしゃらない時間や営業前などに仕込みを進めています。

15時頃　カフェの混雑ピーク

15時頃は1日の中で1番カフェが混み合っている時間帯です。お客さまがご注文されたデザートの準備やご提供、接客なども行っています。またテイクアウト用のドリンクも作ってご提供しています。

以前働いていたイートインスペースのあるデザートショップでは販売スタッフとキッチンスタッフがそれぞれ数人ずついたので、お客さまがいらした際のお会計などは販売スタッフの方が行ってくれていました。今働いているお店ではホールの人が一人か二人なので、混雑時は私も接客をしています。そのため営業中の仕込み内容はなるべく、いつでも中断できる作業をやるようにしています。

あとはバッシングや食器洗いなどをしています。食器は割れないよう、でもスピードを意識して洗い物をしています。

17時半〜18時頃　カフェ閉店

ラストオーダーが終わり、お客さまが帰る時間が大体これくらいです。食器洗いを済ませ、仕込みが終わっていない場合は続けて作業します。

新メニューの試食がある場合はその日にいるスタッフみんなで行っています。カフェ営業終了後に試食をしてもらい、改善点や意見を出し合います。あとは廃棄のデザートがある場合も、この時間帯にみんなで食べて10分前後の小休憩を挟みます。

ひと息ついたら掃除をして業務終了です。

ハゼ子

カフェで働くのもすご〜く楽しい！おすすめでやんす！

私は以前の職場で毎月1本パフェのメニュー開発を行っていたのですが、今の職場ではパフェ以外も様々なお菓子を作って商品化出来るようになりました。またカフェで出すとお客さまにその場で食べていただけるので、ケーキ屋さんとはまた違ったデザートをアイディア次第でたくさん作れます。創作デザートも和風デザートもカフェによって色々チャレンジできると思います。

私はメニュー開発をたくさんしたいというのが転職理由のひとつでした。だからもし同じような理由でカフェで働こうか迷っている方がいたら、特に小規模なお店だとメニュー開発のチャンスが多いと思うので、一度働いてみる事をおすすめします。